「ブラッシングって毎日必要?」「うちの子、ブラシを見ると逃げるんだけど…」
お手入れの基本なのに、意外とちゃんと教わる機会がないのがブラッシングです。
結論から言うと、頻度の目安は短毛種で週2〜3回、長毛種は毎日。そして嫌がる子への正解は「短時間で、気持ちいい場所だけ」です。
この記事で、やり方のコツとブラシの選び方をまとめて押さえていきましょう。
ブラッシングはなぜ必要?サボるとどうなる?
猫は自分で毛づくろいをしますが、そのとき抜け毛を飲み込んでいます。ブラッシングは「飲み込む毛を先に回収する」ケアです。
- 毛玉の吐き戻し予防:飲み込む毛が減れば、吐く回数も減る
- 部屋の抜け毛対策:床や服に付く毛が目に見えて減る
- 健康チェックの機会:しこり・皮膚の赤み・ノミの早期発見につながる
頻度とやり方の基本は?
短毛種は週2〜3回、長毛種は毎日が目安。春と秋の換毛期は、どちらも回数を増やしましょう。
① 気持ちいい場所から始める
あご下・ほお・首まわりなど、猫が撫でられて喜ぶ場所からスタート。背中→腰へと毛の流れに沿って、力を入れずにとかします。
② お腹としっぽは無理をしない
お腹やしっぽは敏感ゾーン。嫌がったらすぐやめて、日を改めましょう。「ブラッシング=嫌なこと」と覚えさせないのが何より大事です。
③ 1回3〜5分、機嫌のいいときに
長くやるより、短く回数を分けるほうが嫌われません。眠そうにくつろいでいるタイミングが狙い目です。
換毛期はいつ?その時期は何を変える?
抜け毛がどっと増えるのは春(3〜5月ごろ)と秋(9〜11月ごろ)の年2回。日照時間の変化にあわせて、毛が生え替わる時期です。
ただし完全室内飼いの猫は照明や空調の影響を受けるため、季節に関係なく一年中だらだらと抜けることもあります。「うちの子は換毛期がはっきりしない」というのも、めずらしくありません。
- 回数を増やす:短毛種は週2〜3回 → ほぼ毎日、長毛種は1日1回 → 朝晩2回を目安に
- 道具を替える:表面をなでるブラシから、アンダーコート用へ切り替える
- 吐き戻しに注意:飲み込む毛が増える時期。毛玉を吐く回数が急に増えたら、ケアを見直すサインです
1回あたりを長くするより、短い時間をこまめにのほうが、猫も飽きずに続けられます。
🛒 毛質・性格別おすすめブラシ3選
3本はそれぞれ役割が違います。まず違いを見比べてみましょう。
| タイプ | 得意なこと | こんな子におすすめ |
|---|---|---|
| アンダーコート用 | 抜け落ちる前の下毛をごっそり取る | 換毛期の抜け毛・毛玉に悩む子 |
| ラバーブラシ | やわらかい当たりで表面の毛を絡め取る | ブラシが苦手な子・はじめの1本 |
| グルーミンググローブ | 「撫でられている」感覚のままケアできる | ブラシを見ると逃げてしまう子 |
換毛期の頼れる相棒“ファーミネーター”
👉 抜け落ちる前のアンダーコートをごっそり回収できる定番。換毛期の毛玉・抜け毛対策の主戦力です。取りすぎ防止に、同じ場所のかけすぎには注意。
ブラシ嫌いの入門に“やわらかラバーブラシ”
👉 マッサージ感覚のやさしい当たりで、ブラシが苦手な子の最初の1本に。撫でる延長で使えます。
「撫でられてる」と思わせる“グルーミンググローブ”
👉 手袋型なので、猫にとってはほぼ「撫でられている」感覚。ブラシを見ると逃げる子の最終手段としても優秀です。
❓ よくある質問
Q. どうしてもブラッシングさせてくれません…
A. ブラシを床に置いて猫に嗅がせるところから再スタートを。1日1ストロークでもOKと割り切り、終わったらおやつで「いいこと」と結びつけましょう。
Q. ブラッシングのしすぎはよくない?
A. 同じ場所を何度もかけると皮膚を傷めることがあります。1カ所数回まで、皮膚が赤くなっていないか時々チェックしましょう。
Q. 静電気がパチパチするときは?
A. 乾燥する季節は、ブラッシング前に濡れタオルで軽く体を拭くか、加湿すると軽減できます。
📝 まとめ|ブラッシングは「短く・気持ちよく・こまめに」
- 頻度は短毛週2〜3回・長毛毎日、換毛期は増やす
- 気持ちいい場所から3〜5分、嫌がったらすぐやめる
- ブラシは猫の性格に合わせて選ぶ(苦手な子はラバーやグローブから)
ブラッシングが「気持ちいい時間」になれば、健康チェックもスキンシップも一度にできます。今日はあご下だけ、から始めてみませんか。
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参考情報
- みんなのどうぶつ病気大百科(アニコム損害保険):ブラッシング不足で起こりやすい毛球症について獣医師の解説が読めます。




